今季の退団報道が止まない角田裕毅も苦心する“外圧” 更迭された元レッドブル戦士が名門の内情を暴露「彼らは後悔している」
2024年シーズン終了後に2026年まで続く予定だった契約を解除されたペレス。その方針に対しては「謝罪は求めない。結局はこれがこのスポーツの現実だから」と吐露。その上で、「彼らは自分たちで作り出した過剰な圧力のため、決断が下された」と上層部の判断を皮肉っている。
「僕はモナコで延長交渉の契約書にサインしたんだ。けど、その次のレースから、誰もが僕の将来について話していたんだ。僕はもう契約にサインしたのに、だよ。チームが僕を守るのは簡単だったはずだ。『次の2年間は契約済みだ』と主張するだけで済んだはずなんだ。だけど、彼らはそうしなかった。
そこからは毎レース、みんながレッドブルと僕のことを話してばかりだった。結局、ガレージの僕側に多くのプレッシャーがかかっていた。そのプレッシャーがエンジニアたちや関係する全員に大きな負担をかけていた。最終的にそれが僕たちに多大な代償を強いる結果になったと思う」
実際、チームはコンストラクターズランキング3位に終わった昨季の不振の責任をセカンドドライバーであったペレスに押し付ける形となっていた。アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士も「チームメンバーがボーナスを受け取れなかったからだ」と公言していた。
マシンの性能だけではなく、そうした“外圧”もドライバーたちを苦しめているのかもしれない。ペレスは、こうも続けている。
「彼ら(レッドブル)は内心で非常に後悔していることを、僕は確かな情報源から知っている。人々は僕が喜んでいると思うかもしれないけど、実際はそうじゃないんだ……。僕たちは素晴らしいチームだった。高速化が進むこの時代にあって特別な何かがあったのに、少しずつ崩れていったんだ」
名手の恨み節は、“更迭論”がしきりに叫ばれる角田の耳にどう響くだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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