重鎮マルコ博士が説いた角田裕毅の“今後” レッドブル内で続くセカンドドライバー問題に大胆発言「我々にはドライバーが一人しかいない」
「マクラーレンと戦うチャンスを得るためには、すべてが100%完璧でなければならない。しかし、それは簡単ではない。なぜなら、我々には実質的にドライバーが一人しかいないからだ。誰を選ぶかは問題ではない。2016年にマックスがマシンに乗って以来、他のドライバーは遅かれ早かれリタイアしたり、ミスをしたり、マックスに打ち負かされたりしている」
2016年からレッドブルが採用してきたセカンドドライバーは、実に6人。その全員のクオリティーがエースに及んでいないと言い切るマルコ博士は、角田の去就にも持論を展開している。
「シーズンが終わってから、ゆっくりと考えるつもりだ。ひとまず夏休み後に検討する。我々はリアム・ローソンとユウキ・ツノダと、それぞれ長期契約に切り替え可能な契約を結んでいる」
「株主からは、『若手ドライバーを起用し続ける』という明確なコミットメントが表明されている。交代させる意向は今のところないが、時折その話が持ち上がることもある。とにかく若々しく、生意気で、楽しいというイメージこそが、レッドブルを際立たせているんだ」
マルコ博士をはじめとする首脳陣から今後の見通しが再評価されるであろうサマーブレイクを前に、角田に求められるのは「結果」。何よりも評価されるエースを支える安定した走りを見せ、上位に食い込めるか否かは、レッドブルでのキャリア継続の大きなカギとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】“絶対王者”フェルスタッペンとは「差があまりに大きい」 蘭識者が角田裕毅の現状に苦言「彼は無理をするからミスも起こる」
【関連記事】「満足できるものではない」重鎮マルコが角田裕毅を名指し批判! 即時交代は否定も苛立ち隠さず「マックスに慣らし期間は必要ない」
【関連記事】今季中の電撃交代は白紙か レッドブル重鎮が角田裕毅に寄せた信頼と“課題”「計画ではユウキはシーズンを完走する」






