失意の角田裕毅、オーストリアGP終了直後の“茫然自失”を英メディアがフォーカス「40秒以上も動かずに座り続けていた」
その中では、後方からのスタート、そしてレース中にはペナルティを受けるなど、良い所なくレースを終えた角田について、「チェッカーフラッグを受けた後のチームラジオでは、レースエンジニアに対して『すみません』と一言だけ発した」と振り返っている。さらに、角田が憔悴しきった状態だったとして、「レース終了後にピットレーンのパルクフェルメで自身のマシンを降りるまでに、40秒以上も動かずに座り続けていた」とレポート。
その上で同メディアは、「これはまるで、昨年のシンガポールGPでダニエル・リカルドが長時間マシンに座ったままになっていた姿を彷彿とさせる。彼もまたF1からの“別れ”が迫っていると認識しながら、そのレース後に大量のメディア対応をこなさなければならなかった」として、昨季の同僚と角田の姿を重ねながら、「たとえレッドブルが公式に発表していなかったとしても、誰もがリカルドのシート喪失が時間の問題であると分かっていた」などと回想している。
またトピックでは、昨季までマックス・フェルスタッペンとコンビを組むも最後は大きく差を開けられ、シートを失ったペレスの例にも触れ、「ツノダもまた、状況が急速に改善しなければ、同じ道をたどる可能性がある」などと見通し、加えて、「彼は事態が早急に改善されなければならないことを強く自覚しているはずだ」として、胸中を読み解いている。
過去、グループ内で立場を失ってきたドライバー同様、現在の角田も本来のパフォーマンスを発揮できない状況にあることは明らか。シーズン半ばを迎え、25歳はすでにF1キャリアにおける大きな岐路に立たされている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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