体制激動もエースとの扱いの差は“不変” 再開目前に角田裕毅が漏らした名門レッドブルの内情「残念。理想的ではないけど…」

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 では、ホーナー氏の解任、ひいては“恩師”であるメキース氏の招聘によって、角田の扱い方は変わるのか。現地時間7月24日にF1公式会見に登場した本人は、依然として扱いが変わらないことを示唆した。

「今回は同じパッケージでいくことになった。残念で、理想的ではないけど、仕方ない。チームは新しいパッケージをできるだけ早く投入しようと一生懸命に取り組んでくれている。特にこういう接戦の中では、それがあるとありがたいけど、チームも重要性は理解してくれている」

 もっとも、周囲の期待値は高い。モータースポーツジャーナリストのアンドリュー・ファン=レーウェン氏はポッドキャスト番組『Full Credit To The Noise』に出演した際に、メキース氏の代表就任が、角田に対する風向きの変化に繋がるという見方を示した。

「彼(メキース氏)はレッドブルとレーシングブルズのシステムを経てきた選手たちを今後も起用し続けたいと考えているだろうし、今シーズン、ツノダがマックス・フェルスタッペンに匹敵していないからといって、必ずしも彼(角田)を切り捨てるわけではないだろうという説もある」

 さらにファン=レーウェン氏は、「来シーズンもF1グリッドに並ぶ可能性はかなり高いと思う」とも指摘。角田が高い競争力を維持するだけのポテンシャルを秘めていると期待を寄せている。

 ふたたび自信を掴み取るためにもベルギーGPでは、やはり結果を出したいところ。そんな重圧も増す状況で角田が再開初戦でいかなる走りを見せるかは、興味深く見守りたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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