角田裕毅が信頼する新代表と掴んだ「自信」 レース直前の英断に本音吐露「彼の顔見た瞬間、『いい仕事をしたんだ』と思えた」
ただ、姉妹チームのレーシングブルズで強固な信頼関係を築いていた“恩師”の存在も小さくない影響があったのかもしれない。英衛星放送『Sky Sports』のフラッシュインタビューに応じた角田は、今レースから陣頭指揮を執るメキース氏に対して溢れる感謝を口にしている。
「レーシングブルズ時代にQ3進出を果たした時、彼(メキース代表)はいつも僕を見ながら幸せそうに笑ってくれたんだ。そして今日、まったく同じ、幸せそうな彼の表情を見られた。僕は、その顔を見た瞬間に『ああ、自分はいい仕事をしたんだ』と思えた。僕の脳裏に、間違いなく過去の素晴らしい思い出がフラッシュバックしてきたんだ」
絶対的存在であるフェルスタッペンが最優先される構図は今後も変わらない。それでも新パーツ導入の後押しをしたメキース代表の決断は、前任であるクリスチャン・ホーナー氏の時代には考えにくいものであった。
果たして、「素晴らしい思い出がフラッシュバックした」という角田は、迎える決勝ではどれだけ上位に食い込めるか。展開次第では“常勝軍団復活”の足掛かりとなるかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】体制激動もエースとの扱いの差は“不変” 再開目前に角田裕毅が漏らした名門レッドブルの内情「残念。理想的ではないけど…」
【関連記事】F1後半戦で“結果を出さなければならない4名”の1人に角田裕毅 「不必要な接触を起こす場面が増えている」専門メディアが指摘「深刻な問題だ」
【関連記事】「なぜ僕だけが遅いのか」――尽きぬ角田裕毅の苦悩 “スランプ”に陥る25歳に突き付けられたシビアな現実「レースに救いがない」






