「普通に予選をさせてほしい」Q2敗退に苛立ち爆発 予選全体1位の高速化を見せた角田裕毅に首脳陣も同情「残念ながら運が悪い」
「準備も自信も、全てが順調だったんだ」
6戦連続のQ2敗退――という結果だけを切り取れば、批判の的となる。ただ、チーム上層部は角田の披露した“内容”をしっかりと評価している。
英メディア『The Race』などのインタビューに応じたレッドブルのクリスティアン・ホーナー代表は、「ユウキもマックスと同様に素晴らしいパフォーマンスを見せていた。だが、残念ながら運が悪かった」と指摘。Q3進出圏内に迫った走りを高く評価した。
「彼はアタックの終わりに電気エネルギーが尽きてしまったと言っていた。それが彼に0.1秒のタイムロスを招いた。今日の予選はそれぐらいに接戦だったから、あのアクシデントはQ3進出の分かれ目となった」
予期していなかったアクシデントがなければ、決勝をより良く始められる「結果」も掴めていた。首脳陣もそう評価するからこそ、本人の苛立ちは抑えられなかった。
「準備も自信も、全てが順調だったんだ。予選でもマシンの感触も良かった。だから、肝心の局面で何かをする度にこうなるのは、本当にイライラする」
無論、悔やんでばかりもいられない。決勝はすぐにやってくる。「少なくとも少しは前進できた。(FP2を終えて)レースで何を改善すべきかも分かっている。まだ楽観的な見通しは持っている」と前を向く角田には、ポイント獲得に期待をしていいのかもしれない。
果たして、ここから逆襲を見せつけられるだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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