角田裕毅は“逆風”を跳ね返せるか 台頭するハジャーに打ち勝つ術を英メディアが提示「最高性能は下がるかもしれないが…」

角田の立場は危うい。今季中のドライバー交代はないと言われているが…(C)Getty Images
今季序盤でのレッドブル加入から、7レースを終えた角田裕毅。念願のトップチーム入りを果たしながらも、期待されたトップ3フィニッシュにも届かず、入賞がわずかに3回。コンストラクターズタイトル争いのための戦力として迎え入れられた中、求められる結果を残せていない状況だ。
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F1キャリア5年目、レッドブルでの苦戦を強いられていることで、現在ではシート喪失の可能性も囁かれ、さらに来季の去就に関しては“不透明”と評する声も少なくない。特に、姉妹チームであるレーシングブルズではルーキーのアイザック・ハジャーが鮮烈な活躍を続けており、今後におけるレッドブルのドライバー候補としての評価も高まっている。
また、苦境から抜け出せない角田と、レース毎に目覚ましい成長を遂げているハジャーの両者を、同じシートを争うライバルとして位置付ける海外メディアの反応も伝えられている。
英モータースポーツサイト『THE RACE』では6月9日、「2026年のレッドブルF1シートの新たな有力候補」と銘打ったトピックを配信。その中で、今季デビュー以降、強い印象を残すハジャーを「来季に向けて昇格の最有力候補としての地位を確立している」などと称えており、続けて、「ユウキ・ツノダがレッドブルで成果を出せなかった場合には特にそうだ」と説いている。