角田裕毅の現況は「辛い現実」 元レッドブル戦士が名門での“近未来”に苦言「美しいとは言えない。正直に言えば、痛手だ」

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 一方で周囲から厳しい見方が続いているのも事実だ。英モータースポーツ専門メディア『F1 OVERSTEER』で、元レッドブルのロバート・ドーンボス氏は「ユウキのセカンドシートでのパフォーマンスは、最悪のパフォーマンスだ。辛いが、これは現実だ」とキッパリ。そして来季以降のシート獲得の可能性にシビアな意見を論じている。

「ユウキは素晴らしい人間だと思うし、長いF1キャリアの中でも本当に素晴らしいことはやってのけてきている。しかし、彼がレッドブルの、あのマシンでやっていることは、決して美しいとは言えない。正直に言えば、チーム全体にとって痛手だ。彼は2026年のシートにはふさわしくないと思うし、今は彼自身もそれを理解しているはずだ」

 角田に厳しい意見をぶつけるドーンボス氏だが、改善への期待がないわけではない。レッドブルが26年に新型マシンを完成させることに期待した上で、「ドライバーペアはそのままにして、マシンとエンジンの改善だけに集中したら、うまく機能するようなるかもしれない」と強調。「そうすれば、ユウキがコンマ2、3秒だけ自分よりも速いドライバーたちよりも大きな違いを生み出す可能性はある」とした。

 今季のF1も残り10レース。「今季限り」とされる角田が、生き残りに向けてどこまで己のパフォーマンスを改善させるかは興味深く見守りたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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