「ユウキもああなってしまう」元レッドブル戦士が角田裕毅の不振に懸念 名手が嘆いた“常勝軍団”の課題「手に負えない」
「乗るのはとてつもなく特殊なマシンで、とてつもなく特殊なドライビングスタイルを要求される。その状況で僕は何年も生き残ることができたけど、マシンの特性を考えると、やっぱり簡単じゃないよ。僕がいた時代の前にも、その後にも偉大なドライバーが苦しんできたんだ。ユウキやリアムのことを考えても、合計で5ポイントぐらいしか取れていない(実際は角田が7ポイント、ローソンは0)。それだけレッドブルのマシンは難しくて厄介なんだ」
さらに「時々うまく対処したり、適応したりもできるけど、雨や風で何か変化が起きると、もう手には負えない。すぐに運転できなくなる」と『RBマシン』の課題を追及したペレスは、「ユウキたちだって、素晴らしいドライバーだよ。でも、ああなってしまう。あのマシンを走らせるための方法があまりに独特すぎるんだ」と強調。そして、レッドブルの置かれた環境にも苦言を呈した。
「次から次へとミスをしてしまうと、次第に自信を失っていく。僕は精神的にすごく強かったと思う。だからこそ、あそこにあれだけ長く生き残れた。でも、当時のプレッシャーはものすごかったし、メディアからも常に叩かれていた。でも今になって、あのマシンとあのチームで僕がどれだけの仕事をしていたかが分かるはずだ」
無論、シーズン終盤戦に突入する中で角田は去就問題を問われながら戦っていく。そんな苛烈な環境下でどこまで巻き返せるかは、興味深く見守りたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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