ルーキーで初表彰台のハジャー “リタイヤデビュー”からの偉業に伊メディアも歓喜 一方でレッドブル昇格は「有望な軌跡を狂わせかねない」
快進撃を続けるハジャー。ルーキーイヤーで表彰台をモノにした(C)Getty Images
F1第15戦オランダGPでルーキーが大仕事をやってのけた。レーシングブルズのアイザック・ハジャーが4番グリッドからスタートし、決勝では3位に入り自身初の表彰台を獲得。堂々たる走りを披露し、今回のレースにおける主役の1人となった。
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幾度となくセーフティカーが出る波乱のレースとなったオランダGPで、ハジャーは終始、上位で周回を重ねた。フェラーリ、メルセデスとのポジション争いでも優位に立ち続け、レース運びでも大きなミスの無いまま、3位でチェッカーを受けた。予選での好タイムもこの結果に繋がったことは言うまでも無く、まさに、今季最高のパフォーマンスをみせた週末となった。
ハジャーはデビューレースとなった今季開幕戦、3月のオーストラリアGPで予選11番手グリッドを獲得しながらも、フォーメーションラップでクラッシュしスタート前にリタイアという失意を味わっている。そこから各GPを走る中で着実に経験を積み、夏の終わりには初めてポディウムに登るまでに成長を遂げた。
15戦を終えての結果から、かねてより囁かれてきた来季でのレッドブル昇格の議論もさらに熱を帯びることは間違いない。だが、やはり若武者のトップチーム入りについては、慎重な意見も伝えられている。
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