「すべてが白紙に戻る」元F1戦士がハジャーの昇格に太鼓判 結果を出しても求められ続ける角田裕毅の“真価”
エンジンと電気モーターの出力を50対50とし、100%サステナブル燃料の使用が義務化されるなど、来季のF1は大幅にレギュレーションが見直される。パーマー氏は、そうした“環境の変化”がハジャーにとってチャンスになるとみている。
とはいえ、角田も、おいそれと現在のシートは譲れない。今季限りで契約満了を迎えるが、目標はあくまで「レッドブル残留」。そのためには、チームが設けている“アピール期限”となっているメキシコGPまでの残り5戦で、結果を出し続け、ハジャー以上にインパクトのある走りを見せる必要がある。
言うまでもなく本人は闘志を燃やしている。モンツァで行われるイタリアGPを前にしたFIAの公式会見に登場した角田は「(オランダGPで)ポイントを獲得したことは、自分にとって正しい方向へと進む真の一歩」と強調。その上で「レースごとに進歩を遂げられている。マシンとパフォーマンスの向上のために、今後も努力を続けていきたい」と意気込んだ。
今後も角田には厳しい視線が向けられる。その中でレッドブル上層部を納得させるだけの結果と走りを披露できるかは、彼の来季以降を占う意味でも注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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