「ツノダを気の毒に思わない」元F1年間王者が酷評! 角田裕毅とフェルスタッペンの“不平”に異論「最悪のチームメイトだ」
「彼はレッドブルでのチャンスが欲しいと叫び続け、実際に今季序盤にトップチームのシートを手に入れた。そこから彼はベストを尽くしてきたが、残念ながらここまでの結果は明らかに十分なものではなかった。
ツノダ自身、自分に十分な速さがないのを理解していてそのフラストレーションが彼のドライビングをさらに悪化させている。非常にシンプルなことだが、F1で、すでに5年目を迎えている彼は期待に達していないし、気の毒に思うこともない」
無論、角田にとってレッドブルでの活躍が難しいとされる理由はいくつかある。その一つが、高速マシン『RB21』の存在だ。エースドライバーのマックス・フェルスタッペンが優先的にビルドアップされる同マシンに馴染むのは、多くのセカンドドライバーたちがそうであったように容易ではない。
しかし、過酷な競争が繰り返されるF1の厳しさを熟知する元王者は、どこまでも角田に辛い。こうも持論を展開している。
「多くの人が『レッドブルのマシンはマックス(・フェルスタッペン)のために作られているから不公平だ』と言う。だが、実際のところレッドブルは、決してセカンドドライバーを困難に陥れようとしているわけではない。
問題はマックスが突出したドライバーであり、彼のフィードバックを受けてマシンがどんどん改良されてきた一方で彼の相棒を務めるセカンドドライバーが十分ではなかった点にある。だから『セカンドドライバーたちが可哀想だ』なんて思う必要はまったくない。現時点で最もそれに当てはまるのがツノダなんだ。今のF1は優秀なドライバーが溢れている。その中でマックスは本当に際立った存在になっている。だから、彼の隣に誰かを並べるのは簡単じゃない」
間違いなく窮地にある。それでもハンガリーGP後に「過去数年間で彼(フェルスタッペン)にここまで迫ったドライバーはいない」と手応えを口にしていた角田が、サマーブレイクでどう変わるかは大いに注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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