フェルスタッペンに肉薄もなぜ“契約危機報道”? 角田裕毅に対するレッドブル代表の発言を英紙が報道「外れる可能性を否定しなかった」
もっとも、巷で何かと議論の的となっているのは、レッドブルのセカンドシート問題だ。
今季限りで契約満了となる角田は、10月25日に始まるメキシコGPまでが、いわば”査定対象”になるとみられ、レーシングブルズの新人アイザック・ハジャーを含めた候補の名が何かと話題となっている。
そうした中でメキース代表の発言も議論の材料となる。今回のフリー走行後に「チームの外ではこの話題(去就問題)が大きく盛り上がっている。だが、面白いことにチーム内では現時点でまったく議論していない」とのコメントを伝えた英紙『Mirror』は意地悪にも角田の状況と絡めて、こう伝えた。
「レッドブルは、ユウキ・ツノダが結果を出せずに苦しみ、アイザック・ハジャーがレーシングブルズで活躍する中、ツノダがF1のグリッドから外れる可能性を否定しなかった。フェルスタッペンの相棒としてのシートを確保するのに十分なポイントを獲得できていない日本人の肩にかかるプレッシャーは依然として高いままだ」
先述のコメントに加えて「今すぐに決断する必要はない。我々はドライバーたちが今後数戦でどのように成長していくかを見極めるだけの余裕がある」とも語ったメキース代表の発言を「角田の契約危機」と評するのは、無理な理屈と言えるのではないだろうか。
いずれにしても、角田に求められるのは安定した走りと目に見える結果。現地時間9月7日に行われる決勝まで緊張感のある戦いは続きそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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