角田裕毅がレッドブルに与えられた環境は「不十分」? F1恩師が説く現状打破の可能性「将来は見えてこない」

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度重なるアクシデントもあって、思うように結果を残せずにいる角田(C)Getty Images

 角田裕毅(レッドブル)が試練の時を迎えている。

 今季で現行契約が満了となる角田は、今年3月27日に姉妹チームのレーシングブルズからレッドブルに緊急昇格。大きな期待を背負ったわけだが、“新天地”では「操作困難」とされるマシン『RB21』への適応に苦心。さらにエースであるマックス・フェルスタッペンが優先的に新型マシンを導入される環境の変化もあり、コンスタントにポイント獲得に至らない日々を送っている。

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 すでにチーム内でも来季契約に向けた協議は始まっている。今年7月19日にレーシングブルズから引き抜かれる形で新代表となったローラン・メキース代表は、「最後のレースまで待つつもりはないが、我々には時間も残されている」としながら、「ユウキはもっとできるし、我々はあらゆる形で支援しようとしている」と角田への徹底的なサポートを明言。一方でチームアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士は「あと数回のレース結果や内容をチェックして、遅くとも10月中には最終的な決定を下したい」と断言。現地時間10月27日から始まるメキシコGPを交渉期限であることもほのめかしている。

 となれば、査定される角田に残されたアピールチャンスは4戦。この間に結果はさることながら、フェルスタッペンのパートナーとしてチームに貢献する働きができるという内容も証明しなければならない。常勝軍団の常ではあるが、これは決して容易ではない。

 ゆえに“恩師”からも厳しい意見が飛んでいる。アルファタウリ(現レーシングブルズ)時代に角田が薫陶を受けた元チーム代表のフランツ・トスト氏は、母国オーストリアの専門メディア『SPEEDWEEK』において、「ユウキは非常に才能のあるドライバーだが、レッドブルに加入して以来、期待されていたほどの実力を発揮できていない」と冷静に分析。そして、苛烈な立場に身を置く愛弟子の近未来を「全ては彼次第だ。とにかく良い結果が求められている。それが果たされなければ、ユウキの将来は見えてこないよ」

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