角田裕毅のレッドブル残留は過酷に “同僚”フェルスタッペンとの間に生じる言い訳できぬ「185」の差「数字は嘘をつかない」

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 また、レッドブルの地元でもある英国の大手メディアからも厳しい意見が飛ぶ。公共放送『BBC』のF1番を務めるアンドリュー・ベンソン記者は「ツノダは来シーズンにレースシートを失うことになるのだろうか?」という視聴者の質問に、こう切り返している。

「ツノダに残された時間は刻々と過ぎている。メキース代表は『ユウキに関しては、予選ペースよりもレースペースの面で改善すべき点が多いと言えるだろう』と認めた。しかも、ツノダは(イタリアGPの)予選10位であり、ポールポジションを獲得したフェルスタッペンより0.727秒も遅い。フェルスタッペンが使用したものと同じフロアパーツを用意されなかったが、それだけが大きな差を生んでいるわけではない」

 さらに「来年の残留をアピールするツノダの時間がなくなってきていることは明らかだ」と断言したベンソン記者は「アイザック・ハジャーが、ツノダのシートを獲るのに絶好のポジションにいるのは間違いない」と強調。レーシングブルズの新人が来季にレッドブルの一員になると予測した。

 残留に向けて正念場を迎える角田。「あと数回のレース結果や内容をチェックして、遅くとも10月中には最終的な決定を下したい」と発言しているマルコ氏の言葉を鵜呑みにすれば、残されたアピールタイムはあとわずかだ。それだけに、来る現地時間9月21日に決勝を迎えるアゼルバイジャンGPでは、今まで以上に結果だけが求められそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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