角田裕毅の低迷は“過度なエース贔屓”のせい? 元F1王者が厳しい現状に異論「なぜユウキに合わせたマシンを設計しないのか」
自身が解説を務める英衛星放送『Sky Sports』でロズベルグは、ピエール・ガスリーやセルジオ・ペレスなど幾人のドライバーが離れていったレッドブルのセカンドドライバー問題に言及。フェルスタッペンが優遇されている現状を受け、「マックスの隣でチームメイトになるなんて、本当に最悪だ」とし、「あいつはチームメイトキラーだ。仲間を潰してしまう存在なんだ。これは大袈裟に言っているわけじゃない」と断言した。
自身の経験から片方が優遇される状態を「最悪」としたロズベルグは、満足のいくサポートが得られていない角田の立場を慮った。
「コンマ6秒以内には誰も近づけない。F1ではそれはまるで別次元のことだ。可哀想なユウキは素晴らしいドライバーなのに、今まさにその状況で、本当に苦しんでいる。本当にタフだ。気持ちの良いラップを走っているのに、チームメイトであるはずのマックスからはかなり遠いんだ。
僕はなぜチームがユウキの好みに合わせてマシンを設計しないのかと思う。本当に理解に苦しむね。(レッドブルの)すべての行動がマックス・フェルスタッペンが特別な存在であることを示しているだけだ。他のドライバーだって素晴らしいのに、彼だけが別次元にいるように見えてしまう」
すでにレッドブルではサマーブレーク後に、ドライバー交代の可能性が報じられてもいる。チームのドライバー構想が揺らぐ中でも「結果」を求められる角田は、その限られた時間の中で最適解を見出せるだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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