なぜ陣営の“不可解ミス”は繰り返されるのか 角田裕毅の「不遇」を英記者が糾弾「本当に疑問だ。ドライバーの問題ではない!」
さらに前のメキシコGPでもクルーがピットストップ時の作業に手間取り、約12秒を消化。通常2秒でスタートを切れるところでのタイムロスにより、角田はポイント獲得圏内の9位から15番手への大幅後退を余儀なくされた。
そして、ラスベガスで三度ミスが起きたのである。もはや角田にはどうしようもできないレベルでのそれとあって、海外メディアでも陣営に対する鋭い指摘が飛んだ。英衛星放送『Sky Sports』のテッド・クラビッツ記者は「これは本当に疑問だ。なぜレッドブルはユウキのマシンを彼の好みに合わせて設計し、マックス・フェルスタッペンに少しでも近づけようとしないのか」と記し、去就問題でも揺れる25歳の不振が当人の責任だけではないと論じた。
「ドライバーの問題ではないことは明らかだ。もしも、ユウキをレーシング・ブルズ(姉妹チーム)に戻せば、彼はまだポイント圏内にいるようになるだろう。彼のひどい調子は全てが彼だけのせいではない。それはチームのせいであり、マシンのせいでもある。そしてレッドブル内におけるマックスの強すぎる輝きも大きく影響しているはずだ」
身内の不可解ミスによって不遇をかこっている角田。来季に向けてレッドブル、ひいてはF1残留を掲げる若武者だが、その現状は限りなく厳しい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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