「急に打てるようになるとは思わない」球界OBが早くも2季連続となる西武の最下位を予想 新庄ハム4年目も頂には手が届かない?【パ・リーグ順位予想】
てこ入れすべく、オフには西口文也新監督を迎え、首脳陣もヘッドコーチにソフトバンク、ロッテで指導者を歴任した鳥越裕介氏、巨人OBでDeNA2軍監督も務めた仁志敏久氏を招へいと本気度も示したが、不安がぬぐえないという。
補強に関しては4番候補としてオリックスからレアンドロ・セデーニョも獲得したが、高木氏は「その前にどうやって(塁に)出るんだ そこ(4番)を避けられたらどうするんだ」と4番のほかにも打線の上積みが必要とした。
投手陣も昨年は誤算続きだった。エースの高橋光成がまさかの0勝11敗。高橋も昨年のようなことは繰り返さないと見た上で「勝つには点がいる」と、投手陣を助けるためにも得点力が求められると指摘。投手陣においては「もう耐えるしかない 2年耐えきれないと思うよ」と上昇気流をとらえるためにも、とにかく打線の奮起が待たれるとした。
また注目の日本ハムは2位に予想。昨年、新庄監督が指揮を執り始めて3シーズン目に2位と躍進。ポストシーズンにおいてはCSファーストSでロッテを撃破。ファイナルSではソフトバンクに完敗となったが、ポストシーズンの経験も今季に生きてくるとした。
チーム編成上も「上がり目の選手がたくさんいる 休んでいる選手はいない もっとたくましくなっている」とさらに強化を果たしているとした。
そして優勝にはソフトバンクを予想。昨年も2位以下に大差をつけてゴールテープを切るも、目指す日本一には手が届かなかった。
ソフトバンクに関して「チームの緊張感が違う 選手の意識だよね」と各選手の勝利へ向かう意識の高さを認めながら、日本シリーズでDeNAに敗れた屈辱がまた一つチームを強くすると見る。
シーズンを91勝49敗3分け。「あれだけ42の貯金を作って、セ・リーグ3位のチームに負けてプライドをくすぐられた」として、目指す日本一のためにより力を結集してくると見る。
戦力においても本塁打王、打点王と打撃2冠の山川穂高、首位打者、最高出塁率に輝いた近藤健介を中軸にリーグ屈指の打線を誇る。「山川二冠 近藤、この牙城を崩したらすごいよ」と高木氏も強力打線を抑えるのはなかなか難しいと指摘した。
昨年はぶっちぎりの優勝を果たしたソフトバンクを上回るチームが出てくるか。今後のキャンプ、オープン戦の調整含め、今季のペナントレースの行方も楽しみとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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