レッドブル残留は風前の灯火か 角田裕毅が来季布陣を決するカタールGPを前に“意味深発言”「今さら何も変わらない」

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 何かを諦めたかのように去就への想いを語った角田。「話せることもない」としながらも、「多く人と同じ理解だ」と打ち明ける25歳の言葉は、各国メディアでもクローズアップされている。シート争いを続けているローソンの母国ニュージーランドの日刊紙『New Zealand Herald』は「重要なのは彼が何を言ったかではなく、どのように言ったかだ」と強調し、「ユウキ・ツノダは言葉よりも自分の態度で、F1での将来を逃してしまったようだ」と指摘。憮然とした言動から残留が叶わなかったのではないかと分析した。

 近走では自身のミスよりも、陣営に足を引っ張られる形で苦しんできた。前戦のラスベガスGPでは予選でスタッフがタイヤの空気圧調整を誤るという初歩的な失態を犯し、マシンは大きく後退。さらに完走したマシンの内で最下位の17位に終わった11月6日のサンパウロGPでも、10秒のタイムペナルティ中に迎えたピットストップ中にクルーが作業を開始。不要なタイムペナルティ(10秒)を加算される予期せぬ事態に巻き込まれていた。

 そうした中で角田は「ちゃんと知りたいんだ。どうしてあんなことが起きたのか……。だって起きたのは本当に基本的な部分。マシンから完全にウインドウが外れてもいた。小さな問題で済ませられるレベルじゃなくて、競争力を発揮するのは無理な状態だったんだ」と陣営に対する不満を訴えていた。

 無論、残留の可能性が完全に消滅したわけではない。しかし、審判の時が近づく中で角田が限りなく厳しい立場にいるのは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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