“絶対的本命なし”の新人王争いが面白い 近年稀に見る大混戦の主役は誰か 有力4候補をチェック
■西川史礁(ロッテ):中盤以降の「捲り」でリーグ最多二塁打
ロッテの西川史礁は、シーズン中盤から猛追してきた。
5月まで打率1割台と苦しむも、フォーム改造が功を奏し、3度目の1軍登録となった6月13日以降は打率.311の好成績。一時は新人初の首位打者も視野に入るほどの打ちっぷりだった。シーズン通算では宗山、渡部を上回る打率.281。27本の二塁打はリーグ最多の数字を叩き出している。
外野守備でも素早い反応と強肩でプラスをもたらし、度々ファインプレーを披露。攻守で適応を見せた部分がどう見られたか。
■達孝太(日本ハム):NPB新の「オール先発で7連勝」
投手では高卒4年目の達孝太(日本ハム)が強烈な印象を残した。
150キロを超える速球とフォークで支配的な投球を見せ、1軍デビューからオール先発で7連勝のプロ野球記録を樹立。シーズン通算でも16試合で8勝2敗、防御率2.09。スタミナも豊富で3度の完投(うち完封1度)もマークと、申し分ない成績を残している。
躍進を続ける日本ハムの中で、先発ローテの一角を担ったことがどう評価されるのか注目だ。
■そのほかの新人王候補
そのほかにも中継ぎで49試合に投げた山田陽翔(西武)、打撃で存在感を見せた山本大斗(ロッテ)、高卒2年目ながら正捕手を務めた寺地隆成(ロッテ)など、例年なら本命に推せそうな選手が複数いる。1シーズンでこれだけの人材が出てくるのは非常に珍しい。
一体どの選手が新人王を獲得するのか。26日の発表が待ちきれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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