衝撃の大惨事はなぜ起きた? 角田裕毅とフェルスタッペンのQ1敗退を招いたレッドブル陣営の“誤算”「何かが本当におかしいんだ」

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マシンをコントロールしきれず最下位に終わった角田(C)Getty Images

「タイトル獲得の望みは、完全に終焉の鐘が鳴った」

 角田、そしてフェルスタッペンから「全くグリップがない」と報告が出たFPでの結果を受け、マシンのセットアップを「大幅に」変えるリスクを冒したレッドブル陣営。しかし、その決断が裏目に出た。

 テコ入れを支持したメキース代表は「我々の判断は、むしろ逆効果だった。明らかに競争力が大きく低下してしまった。(結果を)受け入れるのは辛い。本当に辛いが、リスクを負うとこういう結果になることもありえるんだ」と釈明。セットアップが機能しなかった結果が“誤算”であったとした上で「この経験から学び、改善のために努力していきたい」と前を向いた。

 ただ、19年ぶりの“大惨事”を起こしたレッドブルへの風当たりは厳しい。オランダのモータースポーツ専門メディア『』は「すぐにでも忘れたいサンパウロでの惨めな8時間」と辛辣な批判を展開。フェルスタッペンの「何かがおかしい。現時点ではどうすれば変わるのかは分からない」との見解を記した上で、こう続けている。

「今回の結果によってフェルスタッペンの5年連続となるF1タイトル獲得の望みは、完全に終焉の鐘が鳴った。オランダ人ドライバーはRB21で悪夢のような時間を過ごしており、いわば“実験台”のように利用されたツノダもインテルラゴスでのグリップ不足を訴えていた。彼らはスプリント予選2回目を終えた時点で、マシンは『完全に壊れていて、運転できない』とさえ言っていた。レッドブルは別の方向性で取り組んだが、完全に失敗した」

 決勝でのポイント圏進出も厳しい状況となった。この結果をふまえ、レッドブル陣営が、いまだ結論を出せずにいる来季構想をいかに練り上げるかは注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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