第2回現役ドラフト考察 高木豊氏が注目した「大竹のような活躍ができる投手」「1番当たりの球団」とは
そして12球団の指名選手に触れる中で、特に高く評価したのは巨人が指名した馬場だった。この指名に関しては「いやー、巨人がついてるな」とコメント。続けて、先発、中継ぎと役割は違えども「大竹みたいな活躍の匂いがする投手」という表現で、移籍で活躍が見込まれるとした。
昨年の現役ドラフト指名選手の中では、ソフトバンクから阪神に移籍した大竹耕太郎投手が12勝をあげ、新天地で大きく花を咲かせたとあって、第2の大竹のようなチームに欠かせない存在になると期待した。
巨人は今季もリーグワーストの救援防御率とブルペン補強が大きな課題となっている。その点、馬場は150キロ超の直球、スプリット、カットボールを操り、阪神でも中継ぎとして一時勝利の方程式の一角を務めるなど、実績もある。
この点については高木氏も「三振も多く取れるピッチャー」「7、8とか1イニング任せられる」として、「12球団あって、巨人が1番当たりだな」と補強ポイントに合致した有効な現役ドラフトになったという見解を示した。
ほかにもかつて5球団競合の末にロッテに1位入団、このたびDeNAに移籍することが決まった佐々木千隼投手については、かつて対談したこともあるとして、人柄に太鼓判を押した上で、リーダーシップをチームで発揮することを期待する場面もあった。
今回も様々なドラマが生まれた現役ドラフト。高木氏も新天地でのそれぞれの選手の活躍を願っていた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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