「ポテンシャルはすごいものがある」阪神24歳ロマン砲の現役ドラフト移籍に球界OBの考察「細川に匹敵するぐらいの活躍はできる」
その上でロッテが獲得した井上に関しては「持っているポテンシャルはすごいものがある」としながら、「ロッテはのびのびしたチームだから 合うかな」とフィットする可能性が高いとした。
チームには西川史礁、山本大斗といった今後の成長が楽しみな井上と同年代の右の長距離砲も在籍していることで互いに意識を高めながら、成長できることも大きいとした。
井上は阪神では右の長距離砲として毎年のように1軍定着が期待されながら、プロ6年で通算打率は.189、3本塁打、16打点と伸び悩んだ。一方で2024年8月28日のDeNA戦(横浜)で豪快なプロ初アーチをかけるなど、長打力は非凡なものも感じさせた。
そんな井上に関しては高木氏も「常時出してあげないと力を発揮できないタイプ」としながら、「ロッテだとチャンスを与えてあげるかなと思う」と新天地で息を吹き返す可能性もあるとした。
さらに「細川みたいなパワーはないけど 匹敵するぐらいの活躍はできるポテンシャルはある」とコメント。
第1回の現役ドラフトでDeNAから中日に移籍。3年連続で20本塁打をマークし、現役ドラフトで移籍した野手では初の1億超えとなった細川成也と匹敵するぐらいの力も、同じ右の長距離砲として期待できるとした。
動画の最後では井上に関して今回の12選手の中で「1番、興味がある」としながら、「ロッテでチャンスをつかんでほしい」と、球界OBらしく背中を押すことも忘れなかった。
井上は球団を通じて、「阪神の選手として思うように結果は残せませんでしたが、沢山のファンの方からの温かいご声援、そして初ホームランを打った時のあの声援は今でも忘れられません」と感謝の気持ちを伝えるとともに、ロッテに移籍が決まったことで「心機一転、ラストチャンスだと思って、結果にこだわって頑張ります」と前を向いた。
巡ってきた機会を活かせるか。意地を見せたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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