5000mで4人転倒の“事件” 当事者となった仏選手が語ったレースの舞台裏「みんながみんなを押していた。怖かった」【パリ五輪】

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 レース後、事態を重く見た審判団はビデオで問題シーンを再チェック。その結果、転倒した4人も決勝進出が認められた。だが、怒りが収まらないのは、ヘイとの接触で最初に転んだミルズだ。レース直後にフランス人ランナーに怒りの剣幕で詰め寄った25歳は、英公共放送『BBC』のフラッシュインタビューで「何が起きたかはかなりはっきりしているよ。最後の直線で踏み切った瞬間に、僕はドンっと、あのフランスの若造に押し倒されたんだ。かなり良いペースでレースができていたのに」と語気を強めた。

 一方でヘイは接触が故意ではないことを主張する。母国のラジオ局『RMC Sport』の取材に応じた際に「彼は『僕が押した』と言ってきた。でも、それはありえない」と断言。終盤の競り合いを回想している。

「でも、最終周はかなりカオスだった。みんながみんなを押していた。ちょっと怖くなったぐらいだ。でも、イギリスの彼はちょっと怒っていたね。僕は彼を押したとは思っていないけどね」

 終盤のスパートのタイミングで起きた衝撃の転倒騒動。それは当事者たちにとってフラストレーションの溜まる出来事だったようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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