60発超え打者の“MVP逸”は史上初 ジャッジとの“20差”に米記者が異論「ローリーの捕手としての価値を軽視するべきではない」
MVPを争ったローリーとジャッジ(C)Getty Images
大谷翔平(ドジャース)が満票で3年連続4度目の受賞を果たしたナショナル・リーグのMVP投票。その一方でアメリカン・リーグのそれはし烈を極める結果となった。
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現地時間11月13日、全米野球記者協会(BBWAA)所属記者の投票によって決まる25年シーズンのアメリカン・リーグのMVPは、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)が2年連続3度目の受賞を決めた。
僅差でのMVPだ。ジャッジは1位票17、2位票13の計355ポイントで、2位となったカル・ローリー(マリナーズ)とは、わずか20票差での戴冠だった。
キャリア初となる首位打者(.331)獲得に加え、53本塁打、114打点、OPS1.145など軒並みハイアベレージを叩き出したジャッジ。さらに選手の貢献度を表す指標「fWAR」も両リーグトップの10.1を好成績であり、その総合力の高さを見れば、順位自体は「妥当」とも言える。しかしながら一部でローリーに対する評価の低さに異論が噴出した。
ローリーは、25年に24年ぶりの地区優勝を果たしたマリナーズを扇の要としてけん引。打っては打率こそ.247ながら、メジャーリーグの捕手として史上最多の60本塁打をマーク。125を記録した打点を含めてリーグ二冠王となっていた。
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