ジャッジの右肘に“メス不要”の朗報――ヤンキース主砲、回復へ光明 スタントンも復調気配「大きな救い」「陽の光が差した」
ジャッジは来季開幕からフル稼働する見込みだ(C)Getty Images
ヤンキースのアーロン・ブーン監督は、今年7月に右肘を痛めたアーロン・ジャッジについて、今オフに治療のための手術を行わない方針であると明かした。肘の屈筋腱の損傷により、10日間の負傷者リスト入りとなったジャッジは、復帰後の終盤戦では数試合にわたり指名打者で出場していた。
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ジャッジの手術回避という球団の決定を、地元メディア『Empire Sports Media』でも安堵の声とともに報じている。同メディアは、今後、ジャッジは故障箇所の完全復調に向け休養とリハビリで回復させ、来季開幕には問題無く右翼の守備を行う予定であると見通しており、「ジャッジにとって、メスを入れずに済むことは勝利に匹敵するほど重要なことだ」などと評している。
さらに、「彼はチームの心臓ともいえる存在であり、そのリーダーシップと安定感がチーム全体を支えている。もし来季の一部でも欠場していたら、球団全体に衝撃が走っていたことだろう」と訴え、「手術を避け、自然な回復でリフレッシュできることは、負傷者続出のチームにとって大きな意味を持つ」と強調する。
また同じトピック内では、ジャンカルロ・スタントンに関しても、春先に痛めていた肘の靱帯の治療が手術を行わずに済むと伝えており、「長年ケガに悩まされてきた本人とチームの双方にとって、ようやく安定の時間が訪れることになる」などと論じている。
今季夏場に復帰を果たしたスタントンは、後半戦、ジャッジとともに打線の軸として存在感を放った。同メディアは来季開幕からの出場を想定し、「もしそのままスプリングトレーニングを順調に乗り切ることができれば、2018年にジャッジとともに中軸を担うことを期待されて以来、ヤンキースが望んできた本来の姿をようやく見せられるかもしれない」と説いている。






