「やってもうたと思ったんですが」 矢野燿大氏が語る”キャッチャー論” 「ウィリアムスに教えられた試合中のふるまい」とは

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 そのため、自身が指導していた際にも、意識的に声を出し、顔をあげることを意識的させるよう声をかけていたという。

 さらに矢野氏は、試合中のふるまいについても言及。当初は、キャッチャーとして最後まで何があるかもわからないことで、試合途中で喜びをあらわにすることは良くないと感じていたが、自身の考えを変える出来事があったという。

「ある時、ピンチを抑えた際に7回に『よっしゃー!』とガッツポーズをしてしまった。ベンチに戻って、『やってもうた』と思ってたんですが、その時、ウィリアムスに『お前のガッツポーズ嬉しかった』と言われて。喜んでいいんだと思いましたね」とポジティブな反応だと、好循環を生むことに気づいたと明かした。ジェフ・ウィリアムスといえば「JFK」として、藤川球児、久保田智之とともに阪神のリーグ優勝に貢献した、鉄壁のリリーフ陣で知られる。その一人から言われた言葉が自身の捕手観に影響を与えたという。

 その後、矢野氏は捕手としてマスクをかぶって、投手が抑えた際には喜びを共有する手段として、ガッツポーズを用いるようになったとした。
 
 その後、阪神監督時代にも「矢野ガッツ」として、ガッツポーズが選手のやる気を引き出すモチベーターとしても評価されたが、選手時代の原体験が生きているようだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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