注目集める阪神・岡田監督のコーチ発言 球界OBが指摘した”気になるポイント”とは
一方、岡田監督の苦境を思いやる場面も。6月は主砲の大山悠輔を降格させたり、一時4番に近本光司を起用するなど、様々な策で上昇気流をつかもうとしたが、もどかしい時間が続いた。高木氏も厳しい局面としながら、「数字を持っている選手が多いからそれを信じるしかないのかな」と、阪神においては各選手のこれまで積み上げてきた実績があることで巻き返しに期待した。
そして岡田監督のコーチ発言に関しては「色々言ったら、コーチ陣の動きが制約されて、今度は思い切ったことができなくなる」という悪循環に陥る可能性も指摘。
6月30日の試合では、カバーした、ヤクルト並木秀尊、長岡秀樹の守備力が優れていたことで「相手を認めるしかない」とした。
続けて「これを責任問題にしたら、三塁コーチはできなくなる」「怖くなるし(腕を)回せなくなってきたら、サードコーチャーとして終わるから」と言及。藤本コーチの立場を尊重する場面もあった。
その上で同氏は厳しい言葉を投げかける岡田監督の胸の内も推測。
「最後に俺が(責任)とるから、それまで(コーチ陣も)一生懸命やってくれみたいな心境だったんじゃないの」とコメント。あくまで最終的な責任は自分が負う中で、勝利を目指すための方策だったと見る。今季はなかなか上向かないチーム状況の中、選手への直接指導など指揮官が前面に立って動く場面も増えている。
動画内では他球団の監督の戦いぶりについても言及している。
これからし烈さを増すペナントレースにおいて、各指揮官がどんな言葉や采配でチームを鼓舞していくのか。今後も注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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