WBCキューバ代表の元鷹・デスパイネが警戒する侍ジャパンの選手とは?「雰囲気を変える力がある」
とはいえ、キューバは五輪で3度の金メダルを獲得した強豪だ。個人能力に優れた選手たちがそろっている。
「キューバ代表もピッチャー陣が非常にいいです。日本で活躍しているピッチャーや、アメリカ、メキシコで投げている選手がそろっているので、そこが一番強いポイントだと思っています。打撃に関しては実戦の中でコンディションを上げていきたいですね」
ソフトバンクで同僚だったリバン・モイネロ投手など、プロ野球ファンに馴染みの深い選手もキューバ代表に多く選出されている。そして今大会からメジャーリーグでプレーする選手の参加が可能になり、選手層により厚みが出た。
「日本での実績のあるモイネロやR・マルティネス(中日)、野手だとメジャーでやっているロベルトとモンカダ(ともにホワイトソックス)を注目して欲しいですね」
デスパイネ自身、WBCに過去3回出場し、通算本塁打7本はランキングトップ。WBCに向け、個人として、チームとしての意気込みを聞いた。
「ホームランランキングはあまり意識していないですね。自分の記録よりはチームが勝つことが大事だと思っています。まずは勝つことが第一ですが、自分が活躍して、チームの勝利に貢献したいですね。そのためにホームランや打点、そういうところは頑張りたいと思っています」
キューバは1次ラウンド・プールAでチャイニーズ・タイペイ、オランダ、イタリア、パナマと同組。上位2位までに入れば準々決勝ラウンドに進出し、侍ジャパンがプールB(日本、韓国、オーストラリア、中国、チェコ)を勝ち上がれば3月15日からの準々決勝(東京ドーム)で対戦する可能性がある。NPBファンに愛された最強助っ人が、再び日本で躍動する日も近い。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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