アルピーヌが26年からメルセデスPU搭載へ ルノーPUはゼネラルモーターズが購入の噂も
現行のPUはエンジンに運動エネルギー回生装置(MGU―K)、熱エネルギー回生装置(MGU―H)が組み合わさったハイブリッドエンジンだが、新PUはMGU―Hは搭載されず、回生装置はMGU―Kだけとなる。今季はPUが発生する最高出力の83%をエンジン、17%をMGU―Kが賄うが、2026年規定では最高出力の50%をエンジン、50%をモーターが占める形になる。
ルノーのPUは仏ビリーシャティヨンの施設で開発されてきたが、活動打ち切りに伴い、無用の長物となってしまう。ところがPUの知的財産権を2028年にPUメーカーとしてF1への新規参入を目指す米ゼネラルモーターズ(GM)が購入するとのうわさが上がっている。米国でインディカーなどに参戦するアンドレッティモーターポーツがGMと組んで「アンドレッティ・キャディラック」として11番目のF1チームとして参戦する計画だったが、F1側から承認されず、計画が頓挫している状況に陥っていた。起死回生の策がルノー製PUの知的財産権の取得といえそうだ。
一時は不振が続くアルピーヌF1を買収する可能性も指摘されたが、今季の第21戦サンパウロGP(ブラジル)で今季初表彰台となる2、3位フィニッシュを果たしたこともあり、アルピーヌはこのままF1を継続していく見通しだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】平均順位『7.61』で解雇危機に立たされるペレス 今季中の交代の可能性を豪メディアも強調 ホーナーは「忍耐を失いつつある」
【関連記事】角田裕毅とRBの関係は来季限り?2026年アストン・マーティン入りを英メディアが予想「グリッド最前線への道筋を描くことができる」
【関連記事】ペレスに中指を立てて挑発…ローソンの愚行を英メディアも糾弾「ファンにも不快な印象を与える」