衝撃の稼働率20% 問われるレンドンの“史上最悪契約”の価値 元エ軍同僚はバイアウト交渉の背景を分析「若手が練習をサボらないように」

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ケビン・ピラー氏は、米野球専門YouTubeチャンネル『Foul Territory』において「はっきり言うと、彼は野球が好きではない。彼はおそらく最も誤解されている人だよ。でも、結局、彼にとって野球は仕事だったんだ」と証言。その上で「エンゼルスは今回の取引に感謝しているはずだ」と論じた。

「きっと球団の関係者たちは、レンドンが試合に出ていた時に全力を尽くしていたとは思っていないと思う。トラウトに対してはそういう不満を漏らす人はない。彼はいかなる時もチームに努力する姿勢を見せていた。それは自分も見た。でも、レンドンは違った。

 結局、エンゼルスは、レンドンを次の春季キャンプに参加させないことで、若手たちが練習をサボったり、ゴロの処理を怠ったりといった悪影響を受けたりするのを防ごうとしたのかもしれない」

 いまだ本人と協議中ではあるものの、『ESPN』によれば、残る3800万ドル(約59億円)分の支払いを後払い込みで買い取る意向だという。そうした動静を鵜呑みにすれば、ピラー氏の指摘するレンドンの怠惰な姿勢を排除する考えがチームにあるというのは頷ける。

 来季からカート・スズキ新監督を迎え、再建を目指すエンゼルス。大型補強も見込まれる中で、35歳のベテラン切りは何をもたらすのか。その交渉は名門の命運を左右しそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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