負傷で号泣も交代は拒絶していた 指揮官がメッシ交代の舞台裏を告白「あんな状態でも仲間を置き去りにしなかった」
では、指揮官は何を考えて決断に至ったのか。試合後の会見に姿を見せたリオネル・スカローニ監督は、メッシは交代を拒絶していたと回想。その上で、当時の考えを振り返っている。
「メッシはすべてのサッカー選手が持つべきものを持っている。彼は史上最高の選手であり、去りたがろうとはしなかった。私はそういう選手の方が好きだし、急にピッチからいなくなるような選手は好まない。彼がプレーしたがったのは、利己的だからではなく、チームメイトとともに勝ちたいからで、あんな状態でも仲間を置き去りにしようとしなかった」
それでも「入ってくる選手によってチームが良くなり、違うプレーができるかもしれない」と唯一無二のエースを代える決断を下したスカローニ監督。その判断は結果的に的中したと言えよう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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