有望中学生は「不合格覚悟」でも慶応でやりたい 他の強豪校も警戒「慶応さんが来たら正直お手上げ」
野球の腕に自信のある選手が一番、慶応に入りやすいのが高校の推薦入試と言われています。全国大会でめざましい実績があり、中学の内申点が45のうち38以上あること、そして作文と面接で合否が決まります。
「中学の有望選手でまあまあ勉強ができて、頭も切れれば十分に合格のチャンスがあります。でもここだけの話、トップクラスの有望選手は強豪私学から誘いがあればほぼ合格になる。特待生として入学費、授業料が免除などの特典がある例も多いです。一方、慶応はどんなに上手い子でも普通に落ちます。『不合格覚悟』でも頑張って受験できるか。今の慶応の選手たちはそんな『難関』を突破した者同士なんです」(前述の慶応関係者)
関東の強豪私学関係者は匿名を条件に実情を明かします。
「上手い選手は中1の頃から大会を見て、チームの監督さんとコミュニケーションを密にして、『争奪戦』に備えていきます。でも慶応さんが動いちゃうと、こっちも必死に熱意をアピールするけれど、正直お手上げです(苦笑)。親御さんにとっては『慶大に100%進学できる』は最高のメリットですからね」
こうして入学した頭脳も明晰な有望選手が自由な雰囲気の中、ハイレベルな切磋琢磨を経て、頂点に辿り着いた-。
ただ「エンジョイ」しているだけじゃない。他の強豪私学には太刀打ちできない「慶応ブランド」の魔力が、今回の優勝の根底にはあるといえるでしょう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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