豪ダンサーの“0点パフォ”騒動は「イライラした」 米ダンサーが語った女子ブレイキンの実情「レベルが高くない選手がいる」

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 業界関係者も五輪の影響、そしてガンの騒動には苛立ちを隠さない。中東のニュース局『Al Jazeera』の取材に応じた米ニューヨークのブレイクダンサーで、指導者も務めているアナ・ガルシアは「できる限り公平かつオープンマインドでいようと最善を尽くしてきた。けど、オリンピックのメダリストこそが盛り上がるべきなのに、そうではないような気がしている。だから今の状況は間違いなくイライラさせられたし、侮辱的で、不快」と訴える。

 長年、“ブレイクダンスの源流がある”とも言われるニューヨークで活動してきたガルシアは、ガンのパフォーマンスを「カンガルーダンスには驚かされた」とした上で、女子ブレイキンの実情を語っている。

「ただ、私が言いたいのは、女子のバトルでは、たまに、いや、それ以上の場合で、技術レベルが高くないダンサーが出てくるということ。とにかく精神的にも、肉体的にも、多くの違いが業界にはある。だから彼女を批判するのは違うような気がする」

 4年後のロサンゼルス大会では不採用となっているブレイキン。その競技性が五輪という舞台にふさわしいものだったのかは、今しばらく議論が続きそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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