「打球は確実に飛ばない」――DeNA助っ人が“飛ばないボール問題”に異論 セ首位打者も語った打感の変化「去年から打ちにくい」

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日本シリーズでも打力で異彩を放ったオースティン。彼も飛ばないボール問題には持論を口にしていたという。(C)産経新聞社

 DeNAの26年ぶり史上3度目の日本一で幕を閉じた今季のプロ野球。さまざまなドラマに彩られ、豊富な娯楽を提供した中で小さくないトピックとなったのは「ボールが飛ばない」の存在だった。

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 春先から「投高打低」の傾向が強まった今季のプロ野球。両リーグでも30本塁打を超えたのは山川穂高(ソフトバンク)と村上宗隆(ヤクルト)のみであり、現場でも「ボールが飛ばない」との声が相次いだ。そのためファンの間でも疑問を抱く指摘が目立った。

 日本球界で論争を巻き起こしたボールの変化は助っ人たちも敏感に感じ取っていた。今季にセ・リーグの首位打者になったDeNAの主砲タイラー・オースティンも4年となったNPBでの“異変”を口にしていたという。

 現地時間11月6日に米ポッドキャスト番組『Foul Territory』のゲスト出演したDeNAのマイク・フォードは、同番組の司会で、MLB通算2043安打を誇るレジェンド捕手のAJ・ピアジンスキー氏から「ボールはどう? 違いを感じる?」と問われ、「確かに日本のボールの方が少し粘り気がある」と実体験で得た感想を告白。続けざまに「打球は確実に飛ばない。そう言える」と断言した。

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