3連敗で首位陥落のDeNA 浮き彫りになる「ここ一番での勝負弱さ」
阪神に3連敗を喫したDeNA。今季は今後、勝負強さを発揮できるだろうか(C)CoCoKARAnext
2位の阪神との3連戦に臨んだDeNAは、3連敗という最悪の結果で首位を明け渡すこととなった。
5月12日はエースの今永昇太が先発するも、2回2死・二塁のピンチで8番・木浪聖也を申告敬遠で歩かせた後に、投手の青柳晃洋に2点タイムリーツーベースをくらうなど、4回5失点と厳しい内容。13日は阪神と同じ8安打を放つも、効率良く点を取られてしまい完敗。そして、合計5本のホームランが飛び出すなど、両チーム合わせて41安打の乱打戦となった14日は、7ー15と大差をつけられた。
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1勝2敗の負け越しでも首位をキープできていたにもかかわらず、1勝を上げることができなかったDeNA。ここ一番での勝負弱さを露呈する3連戦となった。負けが許されないカードでの3連敗と聞くと、2022年8月26日~28日の横浜スタジアムでのヤクルト3連戦を思い出すファンも多いのではないか。
首位のヤクルトに4ゲーム差まで追っていた2位のDeNAは、3タテすれば1ゲーム差に迫る大一番を迎えた。しかし、当時ハマスタ17連勝中という驚異的な勢いに乗っていたDeNAが、まさかの3連敗。ゲーム差は7まで広がり、優勝戦線から大きく後退した。また、ハマスタに3位・阪神を迎えて臨んだクライマックスシリーズでもファーストステージで敗退している。