12球団の駆け込み補強が本格化! ブルペン強化を図る阪神以上に気になるDeNAの大逆転Vを狙った「本気ムーブ」

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セ・リーグ首位を独走する阪神に食らいつこうとするDeNAの補強は積極的だ。(C)産経新聞社

ブルペン強化を図る阪神を追う巨人は――

 プロ野球の支配下登録、ならびにトレードの期限は7月31日である。リーグ優勝に向けた更なる戦力強化や巻き返しを狙う切り札の投入など、チームによって目的はさまざまだが、今季は例年に比べて動きが活発な印象だ。

 本稿では12球団の補強状況と残り支配下枠をまとめておきたい(データは7月11日の公示まで)。

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 セ・リーグのペナントレースを独走する阪神は、支配下登録数を「3」枠残している。

 開幕前に育成ルーキーの工藤泰成を支配下に上げて以来、動きがなかったが、ここにきてラファエル・ドリスの出戻りとグラント・ハードウィグ(前メッツ3A)の獲得を目指しているとの報道が世間を賑わせている。

 ドリスは2016年から4年もの間、阪神に所属した経験がある。160キロに迫る剛速球を武器に通算96セーブを挙げてメジャーリーグへと旅立った37歳は、今季は四国アイランドリーグPlus・高知でプレー。かつてのチームメイトでもある藤川球児監督と再びタッグを組むことになるだろうか。

 かたやハードウィグもMLB通算32登板の経験を持つリリーフ右腕で、大きく曲がるスイーパーを最大の武器としている。一連の報道通りに強化が進めば、蓄積疲労も懸案となるブルペン強化を図り、優勝に向け盤石の布陣を整える構えだ。

 そんな“宿敵”を追う巨人は、開幕後に4人の育成選手を支配下に上げ、左腕の山田龍聖をくふうハヤテから呼び戻した。さらに、5月中旬には秋広優人と大江竜聖をソフトバンクに放出して、大型内野手のリチャードを獲得。もうすでに動きはかなり活発だ。

 7月に入ってからは、元DeNAで今季はマリナーズ傘下に所属していた乙坂智を調査。11日に入団テストを行い、阿部慎之助監督ら首脳陣とフロント陣がクロスチェック。左の外野手や代打の層が薄い巨人にとって、マッチしそうな人材だ。

 現状の支配下登録枠は66で残りは「4」。乙坂が入団しても枠に余裕があるため、更なる補強も考えられる。ただ一方で、昨オフに甲斐拓也やライデル・マルティネスとそれぞれ10億円超規模の契約を締結しており、大物獲得の可能性は低いと見る声もある。

 ただ、12球団を通して最も積極的、かつ激しく動いているのはDeNAだ。

 昨季は26年ぶりの日本一を達成。今季はリーグ優勝からの頂点を狙う中、開幕前にトレバー・バウアーを2年ぶり復帰に漕ぎ着けた。シーズンに入ってからの動きはハンセル・マルセリーノの支配下登録のみだったが、7月に入ってマイク・フォードとの再契約を発表。さらに、昨季まで中日で9年間プレーしたダヤン・ビシエドの獲得も濃厚と言われている。

 さらに、ここ数日は藤浪晋太郎の調査も本格化と各紙が報道。今季はマリナーズ傘下で投げていた右腕は古巣・阪神ではなく、横浜の地を新たなステージに選ぶのか。

 仮にビシエドと藤浪の獲得に成功した場合、DeNAの支配下登録はちょうど「70」枠に収まる。それだけ大逆転での優勝に本気だということだ。

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