「トロントに来ている日本の報道陣は109人」大谷翔平のWS前日会見狂騒曲 カナダ発のルポから伝わる異様な熱気
ワールドシリーズ前日会見で多くのメディアに囲まれる大谷翔平(C)Getty Images
ドジャースは現地時間10月24日からブルージェイズとのワールドシリーズを戦う。同23日は敵地トロントで前日会見が実施され、大谷翔平も登場。約20分の間、ひっきりなしに報道陣の輪が広がっていた。
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カナダのスポーツ専門メディア『Sportsnet.ca』は「大谷翔平がワールドシリーズに比類なきスター性をもたらす」と題した記事を掲載。会見の熱気を、現場ルポとして臨場感たっぷりに伝えている。
書き出しから「空にはいくつもの自撮り棒が伸び、カメラがスーパースターに向けられていた。テレビカメラを持つ人の中には、よく見ようと台の上に立つ者もいた。すると突然、“ドン”という音が響いた。一人のメディア関係者が、狭い箱の上から落ちてしまったのだ」と細かい様子を記した。続けて「誰もが一目見ようと殺到していた、その中心にいたのはショウヘイ・オオタニだった」と強調した。
「木曜午後、ドジャースの取材対応が始まり報道陣がスペースに入ると、真っ先に60人ほどが31歳の日本人スターのもとへ一直線に走った。先を争うように走る者、近づけずに諦める者、ぶつかっては「ごめん」と謝りながら前へ進む者──。大谷がいる間、その群れが薄まることはなかった」
記事では「MLBによると、このワールドシリーズ取材のためにトロントに来ている日本の報道陣は109人」と具体的な数字を示し、「きっと、あそこにいるのがショウヘイだ」「彼にとっては、これが普通なんだ」という同僚のアレックス・コールの談話を添えた。






