「彼女に謝りたい」試合棄権の伊戦士が性別騒動の女子ボクサーに謝罪 渦巻く論争に「悲しい。IOCを尊重する」【パリ五輪】

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 この結果がケリフに対する逆風を強めたのは言うまでもない。そんな世間の論争を目の当たりにしたカリニは、現地時間8月2日に地元紙『Gazzetta dello Sport』で「私たちのことで論争が起きているのは悲しく思う。私はIOCが彼女の試合出場を認めたのであれば、その決定を尊重するだけです」と強調。そして握手を拒否し、挨拶も拒んだ試合当日の行動を釈明した。

「何かを意図してやったわけではないんです。とにかく彼女(ケリフ)と他の関係者の人たちに謝りたい。私の間違った行動だったと思う。私のオリンピックが、ああいう形で水の泡になり、自分自身に怒ってしまって……。とにかくあの瞬間は自分の命も守らなければならないと感じたんです」

 ケリフに対しての想いを問われ、「もしも会えるのなら私は彼女を抱きしめたい」と語ったカリニ。世間の大きな反響を受け、その胸中は複雑なものとなっているようだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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