性別騒動の台湾女子ボクサーに敗れた相手の“侮辱ジェスチャー”が波紋 敵コーチは「ここにいるべきじゃない」と異論【パリ五輪】
今大会への参加を巡っては、国際オリンピック連盟(IOC)が医学的にも問題がない、と断定。トーマス・バッハ会長が「女性として疑う余地はない」と声明を発表する異例の事態ともなっていた。
しかし、性別適格性検査で不合格となった選手の参戦に疑問を持つ選手や関係者も少なくない。ゆえに取材エリアに「私はXXの女性としたプレーしない」と書かれた紙を持って現れたとも報じられるスタネバに抗議の意思があったことは想像に難くない。
試合後、米紙『Washington Post』の取材に応じたコーチのボリスラフ・ゲオルギエフ氏は「私は医者ではないからリンが出場すべきかどうかを意見できる立場にない」とした上で、「彼女の振る舞いは今回のトーナメントに出場している全ての女性ボクサーからのメッセージだ。検査でY染色体を持っていることが判明したのなら、ここにいるべきではない」と厳しい言葉を口にしている。
ケリフと共に銅メダル以上を確定させたリン・ユーチン。“逆風”が吹く中で躍進を続ける彼女たちの一挙手一投足には、今後も注目が集まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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