西川龍馬のオリックス移籍に伴う人的補償 広島は外野手獲得が基本線か?
西川の移籍は痛い。広島はそれを補うだけの戦力アップができるだろうか(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
オリックスは11月22日、国内FA権を行使していた広島の西川龍馬の獲得を発表した。今シーズンはリーグ2位の打率.305をマーク。プロ入りして4度の打率3割台を記録するなど、広島の安打製造機としてチームをけん引してきた。
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広島としては西川流出はかなりの痛手ではあるがが、かつてFA移籍に伴う人的補償として獲得した赤松真人氏や一岡竜司氏など活躍した選手は珍しくない。そのため、悲観的にはならず人的補償で入団する選手に期待感を抱いている広島ファンも多いだろう。
広島はリーグ4位のチーム防御率3.20とまずまずな成績だったため、投手獲得も検討に入るが、やはり西川が移籍したことによる打力低下は必須。加えて、オリックスは現在投手王国であり、投手を多くプロテクトする可能性が高く、広島は打者獲得に舵を切るのではないか。
まず予想されるのが昨年ゴールデングラブ賞に輝いた福田周平だ。昨年、一昨年とリーグ優勝に貢献してきた31歳は今シーズン36試合出場と出番が激減した。打率.191と低迷したが、通算出塁率.343など実績は十分。守備面での貢献も期待でき、小技を駆使する広島野球にフィットする選手と言える。