大規模シャッフルなるか、捕手FAの行方 注目集まる"陰のキーマン" 「事実上のトレード」の指摘も

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 そして他球団でも今季は捕手が一斉にFAイヤーとなっている。昨年38年ぶりの日本一に輝いた阪神では、坂本誠志郎がFAイヤーを迎えている。昨年は自己最多の84試合に出場。村上頌樹、大竹耕太郎らとのバッテリーも光り、チームを盛り立てた。自身初のゴールデン・グラブも獲得と飛躍の年となった。

 今季は64試合に出場、打率「.223」、0本塁打、12打点。投手と理解を深め組み立てていくリードに定評があり、チームを盛り立てるモチベーターとしての側面も評価されている。坂本も自身のキャリアにとって大きな分岐点となるFA権行使について熟考を重ねているとされるが、日本一まで経験したことで新たな世界へ飛び出すことを摸索しても不思議ではない。坂本も捕手FAの陰のキーマンとされる。

 さらに常勝軍団の巨人でも「打てる捕手」大城の去就判断が注目されている。昨季はキャリアハイの16本塁打をマーク、しかし阿部慎之助監督になってから、捕手としてのスタメン機会は減少しており、今後の自身のキャリア形成をどう考えているのかが、注目されている。

 そして中日ではベテラン捕手の木下拓哉もFA権行使を明言している。

 今オフの捕手FAのポイントは一人が宣言すれば、当該球団にポジションが空くことで実質トレードのような動きを見せることも注目されている。
 
 果たして異例の「捕手FA」の決着はどのような形になるのか。まずは15日から本格的な交渉スタートとなる中で、各選手の動向が一層話題となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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