【巨人】残留決めた大城卓三に危惧される"茨の道" 浮上するポジション問題とは
一方で、大城を取り巻く環境も注目されている。
今オフのFA戦線ではソフトバンクの正捕手、甲斐拓也がFA権行使を明言している。また阪神の主砲、大山悠輔もFA権行使を宣言。ともに今季は4季ぶりのリーグ優勝を果たしながら、日本一に手が届かなかった巨人の獲得調査報道が出ている。
今季は3捕手併用でチームを盛り立てたが、侍ジャパンの一員として国際経験も豊富でリード含め総合力が高い甲斐が市場に出るとすれば、獲得に乗り出しても不思議ではない。
本職の捕手ポジションにおいて甲斐が移籍となれば、大城だけではなく、ほかの2選手においても出場機会が大きく変化しそうだ。
さらに大山に関しても仮に大型移籍となれば、大城が今季多く守った一塁ポジションも埋まることに。
プロである限り、競争原理の世界に身を置くことは覚悟しているとはいえ、FA戦線の行方次第では、相当な覚悟を持って来シーズンに臨むことが求められそうだ。
ただシーズン後半から再び戸郷翔征とバッテリーを組んで勝利をおさめるなど、捕手としても盛り返しを見せた。
G党も歓喜の声をあげた背番号24の決断、目標に掲げた日本一達成へ向け、成長を見せられるか。今後も注目の存在となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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