レッドブル更迭のホーナー氏はF1のかつて“ドン“からもきついお灸「本当に間抜けだった」
ホーナー氏の更迭でレッドブルの状態は上向くのだろうか(C)Getty Images
旧体制だったF1で長らく“フィクサー”の異名を取ってトップに君臨していた御年94歳のバーニー・エクレストン氏が英紙『Telegraph』の取材に応じ、レッドブルレーシングの代表を更迭されたクリスチャン・ホーナー氏にお灸を据えた。
【関連記事】代表交代に揺れるレッドブル 欧メディアは後半戦での角田裕毅更迭の可能性も示唆「改善しなければ代償を支払う」「ツノダも例外ではない」
ホーナー氏の足元が揺らいだのは昨年2月に発覚した同チームの女性従業員に対するセクハラを含む不適切行為疑惑で、法的には無罪となり、チーム側は代表職の続投を決めたが、女性との間で行われたWhatsappを通じたやりとりで送り付けられたとされる性的なメッセージや画像がメディアに流出。エクレストン氏は「18か月前に彼はあの別のビジネスの渦中になったが、本当に間抜けだった。(ホーナー氏は)50歳なのに、自分は20歳だと思って、仲間の1人だと思い込んでいた」と断じた。
ホーナー氏はレッドブルが2005年にジャガーレーシングを買収してレッドブルレーシングが結成された際にチーム代表に担ぎ出された。それまでは国際F3000などに参戦していたアーデンインターナショナルを率いてきたが、そのマネジメント手腕を見込まれた。
レッドブルレーシングではセバスチャン・ベッテル、マックス・フェルスタッペンの2人のワールドチャンピオンを輩出し、獲得したタイトルはドライバーズが計8度、コンストラクターズが計6度。トップチームに押し上げたが、セクハラ疑惑でおとがめとなったことが失脚につながった。






