「奇妙だ」名物指揮官の電撃解雇に疑問噴出 問われた角田裕毅らではなく“エース重視の体制”の成否「不思議でしかない」

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 また、90年代にF1で活躍したマーティン・ブランドル氏も、英衛星放送『Sky Sports』の番組内で、ホーナー氏の解雇について「チームを傷つける決断になった」と指摘。その上で、レッドブルが抱える課題が「エース重視のチーム体制にある」と論じている。

「レッドブルには、デビッド・クルサード、マーク・ウェバー、セバスチャン・ベッテル、ダニエル・リカルドといった素晴らしいドライバーが揃っていた。一方で、アレックス・アルボンやカルロス・ガスリーのように、エースであるマックス(・フェルスタッペン)が信じられないほど速いため、事故を起こしてしまった若手も見てきた。私が思うに、クリスチャンが抱えていた問題は、チームのすべてをマックスに集中させなければならなかった点だ」

 21年から4連覇を果たすなど圧倒的な才覚を誇っているフェルスタッペン。そんな絶対的エースを何よりも尊重しなければならなかった立場が、ホーナー氏を苦しめたとするブランドル氏は、こうも続けている。

「とにかく奇妙だよ。こんなタイミングで彼を解雇するのはおかしいし、急ぐ必要性も不思議でしかない。私はそう言わざるを得ない。閉ざされたドアの向こうで何が起こったかは分からないが、フェルスタッペン側が、ホーナーに対して不満を抱えていたのは間違いないだろうね」

 一部で角田裕毅を評価していなかったとも伝えられるホーナー氏。そんなレジェンド指揮官の電撃更迭は、名門レッドブルにいかなる変革を起こすのか。現地時間7月25日から始まるベルギーGPは、一大決心の成否が問われるレースとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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