レッドブルを離れたホーナー氏の復権なるか 注目の新天地をめぐる動き 合流には慎重論も
ホーナー氏の新天地が注目されている(C)Getty Images
来季からホンダのパワーユニットを搭載するアストンマーティンF1チームのチーム代表に、空力の奇才と呼ばれるエイドリアン・ニューウェイ氏が就任することになった。
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レッドブルから移籍後はマネージングテクニカルパートナーを務めていたが、設計責任者をしながら代表職を担うのは異例。チーム代表兼CEOだったアンディ・コーウェル氏は、戦略責任者のチーフストラテジーオフィサーに降格となり、このままフェードアウトしていく運命をたどるという。
F1関係者によると、ニューウェイ氏はチーム代表の肩書きながら車両設計を担うため、現場に顔を出す機会は少なくなるという。そのために同氏に代わってパドックで指揮を執る人物の起用に動いているといわれている。
その最右翼がレッドブルのチーム代表の座を追われたクリスチャン・ホーナー氏だ。『BBC』のスポーツニュースウェブサイト「BBC Sports」によると「ニューウェイ氏は新チーム代表就任の発表が出された直後に、ホーナー氏を英シルバーストーンのチームファクトリーに呼んで施設内を見学させた」という。
ただ、ホーナー氏はレッドブルの女性従業員にセクハラを働いたとして訴えられ、裁判所ではおとがめなしの裁定を得られたものの、チーム内の求心力を失い、更迭に至った。そのためアストンマーティンでも、幹部としての加入に慎重論がうずまいているという。





