「見ていて辛かった」思わずベッツが吐露したカーショーの“滅多打ち” 再び高まるド軍の継投策への懸念「本当に馬鹿げた決断だ」
無論、チームにはカーショーを続投せざるを得ない事情もあった。この日はレギュラーシーズンで守護神を務めていたタナー・スコットが、「個人的な事情」によってチームから離脱。フレッシュな状態にあり、経験も豊富な37歳のベテランに回跨ぎを頼むのは必然ではあった。
とはいえ、ポストシーズンは結果が全てとも言える。ゆえにメディアからもロバーツ監督の采配には辛辣な意見が飛ぶ。MLBアナリストのブレイク・ハリス記者は自身のXで「まだブルペンには5人も投手がいる。5人。しかも2点差の試合だ。それなのに8回にもカーショーをマウンドに送ったなんて、本当に馬鹿げた決断だ」と投稿。全48球のうち22球しかストライクを投げられなかったベテランに回跨ぎを託した選択に疑問を呈した。
遊撃手を守っていたムーキー・ベッツも試合後に「見ていて辛かった」と漏らしたカーショーの“炎上”。フィリーズ打線を活発化させてしまった継投策が、今後のポストシーズンの戦いにどのような影響を及ぼすかは興味深く見守りたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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