ブルペンから見た山本由伸の“伝説連投” 元同僚カーショーが漏らした尊敬の念「本当に感謝しかない。ヤマが僕にワールドシリーズをくれた」
「第6戦で投げた投手が、2回イニングも投げるんだよ？ 本当に信じられないと思っていたよ。なんというか、あの時のヤマは超人的だった。ワールドシリーズで勝つために限界を超えてやってくれたと思うね」
今季限りで幕を閉じた18年のキャリアで223勝を挙げたカーショー。メジャーリーグの酸いも甘いも熟知する左腕だからこそ、「ヤマがあのピッチングをやり遂げたこと、そして投げられるようになった方法が今でも信じられないんだ」と語る。
「彼が第7戦の翌日に何を感じたかはわからない。でも、やり遂げたことは本当に凄いことだ。これまでのヤマは日本の登板間隔（中5日～6日）で投げてきていたんだ。デーブ（・ロバーツ監督）もかなり慎重に起用していたからね。それなのにいきなり中0日でマウンドに出て、あれだけのピッチングをするんだ。いや、もう僕からは本当に感謝しかない。ヤマが僕にワールドシリーズタイトルをくれたと思ってる」
野球界の“常識”を覆し、リミットを外して奮闘した。その活躍に対する余波はいまだ収まる気配がない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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