「これはオリンピックだ!」前代未聞の騒動に遭ったアルゼンチン指揮官が試合前日の盗難被害も激白「明らかにスキャンダル」【パリ五輪】
この荒れに荒れた展開に憤りをぶちまけたのが、アルゼンチンを率いるハビエル・マスチェラーノ監督だ。
自身もアテネと北京で2度の金メダルを手にした経験を持つ指揮官は、母国のスポーツ専門局『Tyc Sports』などのフラッシュインタビューで「昨日、一部のファンは我々の練習施設で盗みを働いた。(チアゴ・)アルマダは時計と指輪、置いていた物の全てを奪われたんだ……これは明らかにスキャンダルだ」と試合前日にチームが強盗被害に遭っていた事実を告白。その上で、モロッコ戦における警備体制に苦言を呈している。
「彼らはこういうことがあると放っておくんだ。今日はピッチにファンが7回も侵入して、爆竹も投げつけてきた。さらにスコアは2-2だと言われている。あの時点でモロッコも試合の再開を望んでいなかった。我々が参加しているのはオリンピックであって、近所のサッカー大会なんかじゃない。こんなことありえない。私の人生で見た中で最大のサーカスだ!」
波乱の幕開けとなった感が否めないパリ五輪。ここから大会が円滑に進むのかどうか。運営側の真価が問われそうである。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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