「本当は度会、梶原、森だった」なぜDeNA三浦監督はシーズン2位で辞任を決意したのか 球団OBの考察 「成長してほしい人が成長していない」
ほかにも大きな戦力と見込んで獲得したトレバー・バウアーの不振も誤算だったとする中、伸びしろを期待した選手を育てきれなかったのも響いたとした。
今シーズン、チームでは林琢磨、石上泰輝、蝦名達夫が堅調な働きでチームを支えた。
高木氏もこれらの選手の成長を認めた上で、「本当は度会、梶原、森だった」と本来、レギュラー奪取が期待された人材に目を向けた。
2023年ドラフト1位ルーキーの度会隆輝は昨季、セ・リーグ新人では初となる開幕戦から2試合連続アーチを放つなど、野球ファンに鮮烈な印象を残した。
プロ2年目となる今季は首位打者と大きな目標を掲げて臨んだが、故障で出遅れ開幕2軍スタート。ここまで85試合に出場、打率.238、6本塁打、25打点。自身が思い描いた成長曲線には到達していない。
19年ドラフト1位入団、高卒6年目シーズンを迎えた森敬斗も長く、本格覚醒が期待されている選手の1人だ。昨年の日本シリーズでは全6試合に出場し打率3割をマーク、下剋上Vに大きく貢献を果たした。
いよいよ今季こそブレイクかとファンからも注目を高めたが、パフォーマンスに安定性を欠き、1軍では28試合に出場、打率.153、4打点とファームで過ごす時間が長くなっている。
昨年夏場からリードオフマンを務め、日本シリーズでも打率.333とチームをけん引した梶原昂希も今季は苦しんだ。ここまで61試合に出場、打率.245、2本塁打、10打点。定位置奪取には至ってない。
「ほかの人は成長しているんだけど 本当に成長してほしい人が成長してないというか」「球団としてはストレスというか 三浦監督もストレスだったのかな」と高木氏は、指揮官がけじめをつける要因の一つになったと見る。
動画中では監督の重責、プレッシャーに「疲れてしまったのかな」と思いやる場面も。最後は、大洋時代の後輩という縁もあり、「きれいに締めくくってほしいな 有終の美を飾ってほしいと思います」とエールを送った。
戦いの場を去る指揮官のために1試合でも長く、ナインたちが力を結集させられるか。三浦DeNAのポストシーズンの戦いぶりが一層、注目を集めていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
『高木豊のプロ野球大会議in横浜』
出演者:高木豊 森藤恵美 梶谷隆幸 大和 その他ゲスト
日時:11月9日(日)開場14:00 開演14:30 終演16:00(予定)
場所:県民共済みらいホール(神奈川県横浜市) 〒231-0062 神奈川県横浜市中区桜木町1丁目1−8−2 県民共済プラザビル
チケット:FANY先行抽選(9月18日~9月24日11:00まで受付中) https://ticket.fany.lol/event/detail/7454 SS席15,000円(特典付き) S席12,000円(特典付き) 一般席7,000円 ※一般発売は10月4日(土)10:00~
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